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最近巷では「老後2,000万円問題」や、「円安」といった話題が白熱しているせいか、「FIER」や「投資」といった言葉が流行っている。
だがそもそも、投資するだけのお金なんてどこにあるんだろう、と毎日私は財布の中身を見ながら葛藤している。
そんな中、「Why Japanese people !?」でお馴染みの厚切りジェイソン氏の「ジェイソン流お金の稼ぎ方」という書籍に出会ったのでぎゅっと凝縮して紹介しようと思う。
【はじめに】著者、本書の概要について
まず初めにみなさんご存知の厚切りジェイソン氏はアメリカ合衆国出身の在日IT起業役員兼お笑い芸人といった、とんでもない肩書きをお持ちの方だ。本書以外にも「日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy」や「ジェイソン流お金の増やし方」(いずれもピア書籍)を出版されている。
今回、こちらの本を紹介するにあたって、著者はアメリカ本国で育ち、そこで教育を受けてきたので考え方が当然ながらアメリカ的というか、「そんなのできるかな…」のような事も考えさせられたが、一方で日本人はもっとお金に対して遠慮しなくて良いよね、とも考えさせられた。
加えて稼ぎ方と記載があるが、どちらかというと考え方の側面が強いのかなと私は感じたのでそちらを前提に参考にして頂きたい。
本書を購入する際の参考になれば幸いです
【結論・感想】稼ぐ力は方法ではなく、どういった思考を持つかで変わる
上でも記載させて頂いた通り、本書は具体的に「株をやれ!」や「起業しろ!」といった稼ぐ方法論の記載はない。(副業をした方が良いといった記載はあるが)
どちらかと言えばこういった考え・思想を持って行動していればお金を稼ぐ基礎知識を習得し、お金の稼ぎ方に繋がることよね、といった本だ。
「お金を稼ぐには」のような思想本がいくつも出版されているが、ジェイソン氏はアメリカ本国育ちでマインドがアメリカ的なので、読み進めてギャップを感じる面もありつつ、「成功者はこういった考えが多いんだろうな」と感じさせられる本であった。
そんな中でジェイソン氏が、稼ぐにはいくつかの力を身につける必要があると論じているので要点をまとめて紹介したい。
お金を稼ぐための力
論理的思考力をつける
考える力がなければ、使い捨ての人間になる
ジェイソン流お金の稼ぎ方
主観で申し訳ないが、この言葉には大変感銘を受けた。
著者は幼少の頃より「自分だけの力を身につけるように」ということを言われ続け、「自分だけの力は何か?」「それになるにはどうすれば良いのか?」といったことを考え続けるようになったという。
疑問を放置しない
ジェイソン流お金の稼ぎ方
疑問を疑問のまま放置しない。
例えば仕事の場面で上司から「とりあえず慣例で作成している実はそれほど必要のない資料」の作成を頼まれたとしたとして、ただ「作りたくないです」と言ってもそれは社会では通用しないので代替案を提案しなければならない。
代替案を提案するためには論理的に「なぜ資料作成の必要がないのか、その理由は?」と考えて報告できるようにならなければならない。
小さな仕事上の疑問を解決していくことで考える力をつくることができると。
「嫌だ」「やりたくない」だけではなく、やらない理由を論理的に説明する必要があるんだね。
加えてネットの経済ニュースや世界情勢のニュースをただ流し読みするのではなく、いちいち調べる癖をつけることが第一歩だと紹介している。
実践力を養う
能力があっても、それを使えなければ意味がない
ジェイソン流お金の稼ぎ方
日本人によくあることとして、受験では暗記中心、資格を持っているだけではダメだとはっきり論じている。
自分の市場価値を高めることは間違いではないが、資格を取ることが目的になってしまっているのではないかと。
大事なのは資格をどう活かすであり、勉強のための勉強になってしまっていることはやめないといけない。
どうしても面接の場面等でまず実力より肩書を重視する日本でこの言葉は耳が痛いというか、考えさせられた。
いかに履歴書を埋めるか、が大事とどこの書籍やネットでも紹介している気がするが、資格ではなく自分の実績で企業にアピールするのだと、著者は論じている。
できなくても「できる」と口にする
ジェイソン流お金の稼ぎ方
こちらは「はったりをかます」といった意味ではなく、ある程度ベースがあるなら思い切って環境に飛び込んだほうが良い、実力は後から付いてきてそれが実践力になる。
やることで結果がついてくる、ということだね
副業をする
実践力をつけるために一番効果的なのは副業をすることだ。
副業はスキルがなくても稼ぎながらスキルを育てることができること。
お金を稼ぐ手段として本業ではなく副業もある、ということは精神衛生上にも良いと私も思う。
自分のベースの仕事があるから失敗をしてもリスクは少なく正直無敵で、副業は稼ぎながら実践力を学んでいるから何もしないより必ず良い、スモールスタートで良いからやるべきだ。
自分にしかできないことを把握する
こちらの本の総結論になると私は思ったが、努力しないで人より稼げるわけがない。
何をやれば稼げる!とかではなく努力が必要なんだよね、ということだ。
他者と同じ=替えの効く人材にならず、「需要が高いけど供給があまり高くないポジションにつく」ことで自分の市場価値が無限大に拡大する、と。
なら「需要が高いけど供給があまり高くないポジションにつく」とはどのようにすれば良いのか?
2つの方法があると紹介している。
まずは1つの事柄をとにかく深化させること、自分だけの領域を深く深く突き詰めること。
もう一つはいくつかの能力を掛け合わせること。
著者はITの分野で成功しようと考えていたが、それだけでは駄目だ。では何があれば特別な人材になれるのだろうと考えたときに日本語を学ぼうと決めた。
このように「IT」×「日本語」のように100と100の能力を掛け合わせて母数を大きくすることで「需要が高いけど供給があまり高くないポジションにつく」ことを実践した。
ただし需要のないものを掛け合わせることは、メリットが下がるのでご留意を。需要のあるものにアンテナを張ろう
成長のスピードを重視する
自分の成長を止めることは自分の将来に投資しないのと同じ
ジェイソン流お金の稼ぎ方
成長できる時に成長をして、稼ぐ力をなるべく早く身につけて投資に回せるお金を増やしてこそ、人生の選択肢は増えると著者は論じている。
少し趣旨は変わるが「若い時の苦労は買ってでもせよ」とよく言うが、きっとその通りなのだろう。
20代~30代に失敗をしても取り返せるが、60歳になった時に失敗をしたらダメージは若い時より大きい。
どれだけ成長をするかと稼ぐ力をつけていくかは似ているものだと理解した。
意識は高く
「何で日本人はこうなの?」のようなはっきりといった物言いもあり、読んでいてアメリカの考えはこうなのね、と若干カルチャーショックを感じながらも楽しく読み進めることができた。
と同時に成功者は割とこういった考えをお持ちなのかなとも読み取れた。
今回紹介させて頂いた事以外にも稼ぐための力のつけ方が記載されているので、ぜひ本書を手に取って頂きたい。
また、【ジェイソン流お金の増やし方】についても紹介しているので合わせてご確認頂ければ幸い。