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物価高、インフレ、円安、マイナス金利政策解除などなどいつの世もお金について話題沸騰中である。
これだけお金に関心はあるのにお金が増えないのはなぜだろう、といつも頭を悩ませている自分がいる。
そんな中、「Why Japanese people !?」でお馴染みの厚切りジェイソン氏の「ジェイソン流お金の増やし方」という書籍に出会ったのでぎゅっと凝縮して紹介しようと思う。
本書は投資に対して多く触れており、投資に対してがらりと印象が変わったのでぜひ参考にして頂きたい。
著者、概要について
まず初めにみなさんご存知の厚切りジェイソン氏はアメリカ合衆国出身の在日IT起業役員兼お笑い芸人といった、とんでもない肩書きをお持ちの方だ。本書以外にも「日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy」や「ジェイソン流お金の稼ぎ方」(いずれもピア書籍)を出版されている。
本人は既にFIRE(経済的自立、早期リタイア)しており自身の家族が安定して暮らしていくお金も既に確保しているのだというから驚きだ。
投資でお金を増やしていこうというのが本書の趣旨で、できるだけ長い時間リスクを減らしてお金をコツコツ入金するという「長期・分散・積立」投資法で堅実にお金を増やす方法が記載されている。
「投資は怖い、危ない、ギャンブルだ!」とイメージをお持ちの方はぜひご覧ください
【結論】楽天VTIをネット証券で毎月定額買う
楽天VTI一本。これ一本を毎月一定額で買う。正確にはETFをやろう。
ETF年利4%で福利を手に入れろ。売ったり買ったりではない。
「何で楽天VTIなの?巷で有名なS&P500でもいいじゃない!」といった疑問に簡単にお答えすると、S&P500でも良い。良いけど楽天VTIは中小企業も含む銘柄(4000銘柄程度)を広く取り扱っているんだ。
より分散投資ができているよね、といった話。とはいえ「いやいや!S&P500でしょ!」といったお声も調べているとちらほら見かけるので、そこはご自身の判断に委ねたい。あくまでジェイソン氏は楽天VTIで良いんじゃないか、と言っている。
そして「なんで毎月定額なの?手元に100万円あるから一気に買いたい!」といった声にもお答えする。分かってる、待ってほしい。
毎月定額で買うと時間分散ができてこれもリスクを減らす一つの手段なんだ。ちなみに手数料負けするほど分散をしてはいけない。時間分散や手数料負けの意味合いは以下の通り。
ひとつは投資タイミングの分散で、ある程度長い時間軸のうえで、「ドル・コスト平均法」(定時定額購入)に代表される複数回に分けての投資や、複数回に分けての売却で、買値や売値が平均化されることによって高値づかみや安値売りを避けようとするものです。
SMBC日興証券
手数料負けとは 運用成果よりも手数料が上回ってしまい、期待された運用成果が出ない、または、損失となってしまうような場合を指します。 手数料がかかるものであれば手数料負けをすることが考えられます。
日興アセットマネジメント
ちなみに楽天VTIはマネックス証券 つみたてNISA
お金増やす3つの手順
「投資をする元手がない!どうすればいいの!?」そんなお声にも全力で本誌はお答えしている。みんなが知りたいお金を増やす方法には3つの手順がある。以下の通り。
支出を減らす
どんなお金の本にも記載があるがまずは支出を減らす。「これをやればお金が2倍になる!」みたいな話は大抵嘘。そんな方法があればみんなやっている。そして支出を減らすために支出を把握する。必ずやる。
家計簿アプリは山ほどあるので自分が何にお金を使っているかを必ず把握しよう
そしてジェイソン氏は具体的に支出を減らすために「飲み会に行かない」「服はおさがり」「コンビニに行かない」「ジムに行かず公園で筋トレをする」等々ストイックな方法行っている。この中で「服はおさがり」とあるが私はもっと中古製品や古着にも目も向けていこうかなと思った。小さなことからお金を増やしていく。
100円稼ぐのと100円節約するのは同義なんだよ、とどこかの偉い人が言った言葉を思い出した。
3か月分の生活費以外は全部投資はする
極論である。ただジェイソン氏は3か月分以上貯金しても何の意味がないと言っている。
というのも「貯金=銀行に投資」と同義なんだ。そして銀行の金融商品は年利0.001%程度だ。(マイナス金利政策解除でこれから動いていくだろうが)
それに比べて楽天VTI(ETF)のような米国株式は年利4%程度といったとんでもないパフォーマンスを発揮する。でもなぜみんな貯金をするのか?それは私たちの親やおじいさん世代の頃は銀行の金利が優秀だったからだ。昔は5~7%というこちらもとんでもパフォーマンスを叩き出していたらしい。おまけに円という安心感は絶大だ、我々の細胞に刷り込まれている。ただ時代は変わっていっている。過去の栄光は過ぎ去ってしまった。情報は常にアップデートしていかなければならない。
ちなみにアメリカは日本に比べて福利が手薄いので自分の老後資金は自分で何とかする、給料の何パーセントかは必ず投資に回すのが当たり前といった考えらしい。
自分の生活費が分からない人は先月のクレジットカードとかをざっくり確認してみよう
そして待つ
上でも触れたとおり、楽天VTIを購入して売ったり買ったり(デイトレード)をするのではない。ただ待つのだ。
長期保有して待って分配金をもらう。投資家で最も優秀な実績を残しているのは昔に株を購入して既に他界している人らしい。
リーマンショックやコロナショック等暴落の時期があり、夜も眠れない震える日があるだろう。
ただ結局経済は回復するんだ。持っていれば上がる。暴落してビビッて売ってしまったら何も残らない。
ちなみに楽天VTI直近10年のチャートは以下の通り。
日本経済新聞
ここまで言っておいて何だが私は楽天VTIの回し者ではない。
やらないこと
暗号資産、コモディティ(金・小麦)、中国株、不動産はやらないと紹介されている。
抜粋して暗号資産、不動産について解説すると、暗号資産は本当の価値より期待値のほうが上回っているんじゃいないかと推測されているんだ。
「そもそも価値があるかわからない」ものが無条件に信用されて熱が加速するのは怖いよね(もちろん価値はあると思うが)ということだ。
不動産はまず流動性が低い、つまりすぐに売ったり買ったりができない。おまけに良い不動産は市場に出回るより先に業者が手を付けているだろうと言われている。
ただ上にあげたものは全部悪いということではなくて初心者がお金を増やす時に手を出すのは少しハードルが高いよね、あくまで株を長期保有して分配金をコツコツ貯めてお金を貯めていこうというのが本書の大筋。
とはいえ投資はあくまで投資
ここまで紹介をしてきたが留意してほしいのは投資というものは元本保証されない。
リーマンショック、コロナショック等いつ暴落するか分からないリスクは少なからずあると思う。
ただ一つ思うのは「円」も一緒ではないかと個人的には感じている。このまま円安が進んで極端な話1円も価値がなくなってしまったら?(ほぼほぼないだろうが)円に代わるものができたら?
結局何が起こるか分からないのは常で、ここで大事にしたいのは一つの貨幣に依存するのではなく「円」や「ドル」「ユーロ」等外国通貨、株式等、資産を分散で保有していくのが大切だよね、と私は着地した。
不労所得になりたい。
【ジェイソン流お金の稼ぎ方】も本ブログで紹介しているので参考になれば幸い。