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とても偏見だけど学生の頃に意識が高まる瞬間が誰にもあると思う。
私が学生の頃絶賛意識が高くて、まさに意識だけ高い時期だったんだけど、コンビニで働いていた頃に漫画や雑誌の納品があり、その納品作業中に「7つの習慣」の漫画本があって何となく手にして読んだとき大袈裟だけど考え方がぐるりと変わった。人の考えを変えてしまう本というのは偉大だと思う。
恐らくだけど大体10年前頃からビジネス本を読みやすく嚙み砕いてくれた漫画本が登場してくれて、導入として読みやすいし本当にありがたい。
ではそんな人格を変えてしまう本とは何かを私が私のアウトプットの為に紹介できたらと思う。
著者、概要について
著者(監修元)はスティーブン・R・コヴィー氏で世界絵でもっとも影響力のあるビジネス思想家と言われている。影響力のある思想家という肩書がとんでもない。
漫画のあらすじはざっくり以下の通り。
主人公の中田歩はかつて父が経営していたバーを再建するためにバー「セブン」正木零司のもとで修業することになり、常連客のレストランオーナーの八神貴臣や様々な出会いを通して、「本物」への階段を上っていく。
本書は具体的には「私的成功」と「公的成功」をするにはどのようにすれば良いかが紹介されている。
私的成功・公的成功の概念の解釈が難しいんだけど、これから紹介する7つの習慣で人格を高めて、信頼を得て持続的に評価される、という話。ざっくり言えば人格者になって成功を得ようということ。
【第1の習慣】主体的である
自分の選択を意識して行動する
主体的とは自分で選んで選択したり行動したりすることだけど本書では「人間として自分の人生に対する責任をとること」と言い切っている。
具体的には仕事のミスや異性にフラれるのも何でも他人のせいにする、自分の性格や行動まで自分の親や教示、社会に責任転嫁する、もう何でも自分のせいではないと言い切る人がいると思う。
だけど親やなんだかんだいっても行動や発言や自分の性格を決めているのは自分自身で、8歳の子供ならまだしもいい大人なら、それは全部自己責任なんだよ、ということ。
耳が痛い話で何でも他責にする人はどこにでもいると思うけど、結果に対して自分が選択したことだからその責任は自分が負うべきなんだよね。
とっても当たり前のことが書いてあるけど意識できている人って多くなくて、この一行を読んだときに度肝を抜かれた。
多分分かりやすいのは経済的にも、法律的にもどんなことでも子供の人生には責任を持とうとすると思う。それを自分でも実践することが大事。
【第2の習慣】終わりを思い描くことから始める
目的を明確化する
まず終わり(目的)を明確に設定して日々の選択を行う。やるべきこと、やるべきでないことの区別が曖昧になり、行動も曖昧になってしまい、目的を達成することに迎えなくなってしまう。
例えばマネジメント面で時間調整やタスク管理は目的が明確だからこそ必要になってくる。日々「目的は何か」を考える習慣を付けよう。
立ち止まったときは原点に戻る
自分の原則(≒価値観)は何かをしっかり決めておくことが大切。
何か選択を迫られて迷った際に「自分はどうしてこうなりたかったのか?」等の一本の芯を決めておくと、正解(選択に後悔しない)に近づくし、「やらない」という選択も自信を持って決断できる。
【第3の習慣】最優先事項を優先する
多くの人が勘違いしがちで「時間を管理」しようとして、スケジュール表に隙間なく予定を入れて消化をして満足…となりがちだけど、それは時間”に”管理されている。当然と言えば当然だけど、時間は自分の意志に関係なく進むものであって、管理しようと思ってできるものでもない。
大切なのは「最優先事項を優先する」という行動の順序。
そして行動の順序を考えるのは以下の表の通りで、みんな第Ⅰ領域で消耗して第Ⅳ領域に逃げ込みたくなると思う。人生を充実させるには
第Ⅱ領域に集中することが大切で第Ⅰ領域の準備も加わるし成長に役立つ。人間活動の4つの領域 | |
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第Ⅰ領域 緊急で重要なこと(↓減らす) ・締め切りのある仕事 ・大事な人との急な約束 ・病気や災害 | 緊急でないが重要なこと(↑増やす) ・人間関係づくり ・仕事や勉強の準備や計画 ・健康維持や自己啓発 | 第Ⅱ領域(←この時間が大切)
第Ⅲ領域 緊急だが重要ではないこと(↓減らす) ・日々の電話や会議、報告書 ・重要ではないメールの返信 ・突然の来客対応 | 第Ⅳ領域 緊急でも重要でもないこと(↓減らす) ・待ち時間 ・テレビやネットを見続ける ・だらだらとゲームや携帯電話を使う |
そして予定をこなすことが目的と思われがちだけど、例えば1週間の予定がある中で1週間の目標が明確であれば、予定通りにいかないとき、予定がずれたときに自分が今何を優先すべきかは自ずと見えてきて修正できるし、もし予定通りにいかなくても大事なことを優先した結果だから全く問題はない。
【第4の習慣】Win-WInを考える
「自分も勝ち、相手も勝つ」ことをWin-Winと言って耳タコの言葉ではあると思うんだけど、それは両者が納得する第3の案を発見すること。思いやりをもって誠実に対応すること。
言葉でいうのは簡単で行うのはとても難しいことだけど、相手に対して思いやりを持つのはきっと難しくないし、思いやりを持つことで信頼関係の継続に繋がる。
余談だけど巷で有名なひろゆき氏の論破なんてとても流行っているけど典型的なWin-Lose、もしくはLose-Winであれはプロレスで、通常運転であれをやったら終わり。
【第5の習慣】まず理解に徹し、そして理解される
コミュニケーションには読む・書く・話す・聞くがあるけどこの中で最も重要なのは「聞く」こと。
例えば相談に乗ってすぐに「私もそうだったから、君もこうしなよ」と解決策を出そうとして、「自分は相談に乗ってあげた」と思えるかもしれないけれど相手は「私のいまの気持ちを分かち合ってくれた」とはとても思えない。そういうことではなく深く聞くことが大事。
相手を理解しない人(理解しているふりをしている人)は理解してもらえない。
【第6の習慣】シナジーを創り出す
違いを尊重することがシナジーの本質
シナジーとは「ものや事柄、人などが複数存在することで、お互いに作用し合い、効果や機能を高める」こと。人はそれぞれ違うことが当たり前で違う属性の人が協力し合うことでより良いものができるよね、という話。
だけども人は年齢や職業が違うだけでコミュニケーションを諦めがちで、うまくいかないと相手のせいにしがちなんだけど、そもそもみんな違う人生を歩んでいるのだから考え方が違うのは当然。
【第7の習慣】刃を研ぐ
どうしても背伸びしがちで人から良く見られようと振舞うけど、後でギャップが生じて辛くなることがある。日々中から変わって人間として本質的に成長(自分を磨く)して人と接する方が本当は楽なはず。
会社勤めの人も上の人間の言うことを聞いていれば出世するかもしれないけれどそれはその会社のエキスパートであって、本当のビジネススキルを得られているかは判断に難しい。
自分の磨き方は人それぞれだけど、例えばだらだらテレビを見る時間を自分の鍛錬の時間に替えたり、自分自身を見つめる時間をつくること。
できることから少しずつ
恐らく7つの習慣を毎日常に意識して行う、というのは中々難しいもので常にやっていたら神経が擦り減ってしまう。
個人的な勝手な解釈だけど、1つの習慣でも良いから頭の片隅に置いておいて実践しておくと少しずつ人生は変わると思う。実際私は学生の頃実践してみて少しだけど変わった。人間変化は大事。1日1歩ずつ前に進むことを習慣にすれば5年10年続けること。
ビジネスや人間関係すべてに活用できる考え方だと思うのでぜひ参考になったら幸い。